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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻4号

2004年04月発行

今月の臨床 無痛分娩・和痛分娩ガイダンス

VI.硬膜外麻酔分娩と妊婦 妊婦の疑問に答えます

77.会陰部は,自然分娩のときと同じように切開しないといけないのですか.

著者: 早田幸司1

所属機関: 1早田産婦人科クリニック

ページ範囲:P.560 - P.561

文献概要

1 はじめに

 自分の身体に傷がつくのは,誰でも嫌なものである.胎児が娩出する際,会陰が無傷でかつ児も元気に産声をあげてくれたら,医師にとっても患者にとっても大変ありがたい分娩になる.しかし,会陰に裂傷なく胎児が通過する例は少なく,かすり傷くらいの軽いものから直腸が裂けるほどの重度なものまで,程度の差はあるものの会陰裂傷は避けがたい.裂傷は会陰や腟壁だけでなく小陰唇や腟前庭部など数か所にできる場合がある(表1).会陰切開によって不要な裂傷を予防し,創の治癒状態も良好になる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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