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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻4号

2004年04月発行

文献概要

連載 婦人科超音波診断アップグレード・1

卵膜の超音波所見─amniotic sheetsについて─

著者: 佐藤賢一郎1 水内英充2

所属機関: 1新日鐵室蘭総合病院産婦人科 2みずうち産科婦人科

ページ範囲:P.597 - P.602

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1 はじめに

 卵膜についての超音波所見の記載はそれほど多くないように思う.われわれは,子宮腔内に認められる索状の卵膜構造物について,おそらく本邦ではじめてamniotic sheetsとして報告した.Amniotic sheetsは,1985年にMahonyら1)が,胎児奇形とは無関係な超音波上の索状構造物で,amniotic band syndromeと類似するが区別されるべき所見であるとしてはじめて認識された.文献上では,intraamniotic bands,innocent amniotic bands,intrauterine shelves,uterine synechiaeなどとも呼称されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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