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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻6号

2004年06月発行

文献概要

今月の臨床 Urogynecology

産婦人科手術後の排尿障害への対応

著者: 平松祐司1 舛本明生1 洲脇尚子1

所属機関: 1岡山大学大学院医歯学総合研究科産科・婦人科学教室

ページ範囲:P.812 - P.815

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はじめに

健康人では,尿は腎で産生され尿管を通過し膀胱に集まり,約300 ml貯留すれば排尿反射が起こり尿意が生じ,外尿道括約筋の収縮は抑制され,膀胱頸部と内尿道括約筋は弛緩し,同時に膀胱の排尿筋は収縮し,尿は尿道を通り排尿される.この正常な排尿機能の過程の一部に障害が起こった場合,一般的に排尿障害と総称される.

排尿障害には大きく分けて,1)回数異常型,2)排尿困難型,3)尿失禁型がある.今回のテーマである術後排尿障害は主に排尿困難型である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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