文献詳細
連載 Dos&Don'ts婦人科当直の救急診療ガイド・1
文献概要
1 はじめに
子宮の悪性腫瘍患者が休日あるいは夜間に救急外来を受診するのは,比較的大量に出血した場合と想定して話を進める.というのも,少量の性器出血であれば通常の診療時間内に受診することができるであろうし,たとえ救急外来を受診したとしても,緊急の対応は必要ないであろうからである.よって本稿では,悪性腫瘍の診断がついていないまったくの初診患者か,あるいは悪性腫瘍の診断がついていて婦人科外来でフォローアップされている(おそらく進行した)症例が中等量以上の出血を起こして来院し,基本的に入院管理を必要とする場合についての診療の流れを述べていきたい.
子宮の悪性腫瘍患者が休日あるいは夜間に救急外来を受診するのは,比較的大量に出血した場合と想定して話を進める.というのも,少量の性器出血であれば通常の診療時間内に受診することができるであろうし,たとえ救急外来を受診したとしても,緊急の対応は必要ないであろうからである.よって本稿では,悪性腫瘍の診断がついていないまったくの初診患者か,あるいは悪性腫瘍の診断がついていて婦人科外来でフォローアップされている(おそらく進行した)症例が中等量以上の出血を起こして来院し,基本的に入院管理を必要とする場合についての診療の流れを述べていきたい.
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