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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻7号

2004年07月発行

今月の臨床 産婦人科医に必要な乳がんの知識

乳がん検診

2.乳がん検診のあり方

著者: 宇佐美伸1 大貫幸二1 大内憲明1

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科医科学専攻外科病態学講座腫瘍外科学分野

ページ範囲:P.863 - P.867

文献概要

はじめに

わが国においても乳がんの罹患率が急速に増加し,現在女性の悪性腫瘍のなかでは最も罹患率の高いがんとなっている.日本においては40歳代で最も罹患率が高いことが特徴で(図1)1),患者およびその家族にとっての問題はいうに及ばず,もはや乳がんは社会的な問題といっても過言ではないであろう.

それだけに昨今,乳がん,とくに乳がん検診に対する社会の関心は大きく,厳しい眼が向けられるようになってきている.この傾向はさらに今後ますます高まっていくものと思われる.

一方,乳がん検診受診者の約7割が産婦人科医による検診を受けているともいわれており2),乳がん検診における産婦人科医の果たす役割と責任は大きい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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