文献詳細
文献概要
今月の臨床 産婦人科医に必要な乳がんの知識 乳がん検診の実際
2.マンモグラフィ
著者: 遠藤登喜子1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構 名古屋医療センター放射線科
ページ範囲:P.884 - P.887
文献購入ページに移動はじめに
マンモグラフィ併用検診は,死亡率減少効果があるとする相応な根拠(40歳代),あるいは十分な根拠(50歳以上)があると評価されており1),2000年3月には50歳以上に導入が通達され2),通達には精度を保つための精度管理の概念が盛り込まれていることが特徴である.さらに,2003年12月から2004年4月まで,厚生労働省は「がん検診に関する検討会」を招集,その中間報告3)を受けて対象を40歳以上と拡大するとともに,視触診単独検診は廃止し,30歳代の検診は調査・研究事業の対象と位置づけられると予想されている.本稿では,マンモグラフィ検診の実際について述べる.
マンモグラフィ併用検診は,死亡率減少効果があるとする相応な根拠(40歳代),あるいは十分な根拠(50歳以上)があると評価されており1),2000年3月には50歳以上に導入が通達され2),通達には精度を保つための精度管理の概念が盛り込まれていることが特徴である.さらに,2003年12月から2004年4月まで,厚生労働省は「がん検診に関する検討会」を招集,その中間報告3)を受けて対象を40歳以上と拡大するとともに,視触診単独検診は廃止し,30歳代の検診は調査・研究事業の対象と位置づけられると予想されている.本稿では,マンモグラフィ検診の実際について述べる.
掲載誌情報