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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻7号

2004年07月発行

今月の臨床 産婦人科医に必要な乳がんの知識

乳がんのリスク

3.家族性乳がん

著者: 石飛真人1 三好康雄1 野口眞三郎1

所属機関: 1大阪大学医学部腫瘍外科学

ページ範囲:P.900 - P.903

文献概要

はじめに

家族性乳癌は,全乳癌のうち5~10%を占める1).家族性乳癌は,その多くが遺伝的要因が主な原因であると考えられる遺伝性乳癌である.近年,遺伝性乳癌の原因遺伝子であるBRCA1, BRCA2が相次いで発見され,遺伝性乳癌の遺伝子診断が可能になった2, 3).本稿では,日本人の家族性乳癌におけるBRCA1, BRCA2の変異の頻度,BRCA1癌およびBRCA2癌の臨床病理学的特徴,BRCA1, BRCA2変異保因者における乳癌罹患リスク,変異保因者に対するマネージメントについて概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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