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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻8号

2004年08月発行

文献概要

今月の臨床 妊娠中毒症─新しい名称と定義 中毒症の臨床

1.リスク因子と発症の予知・予防

著者: 中井祐一郎1 西原里香1 本久智賀1 橘大介1 西尾順子1 山枡誠一1 石河修1

所属機関: 1大阪市立大学大学院医学研究科生殖発達医学大講座

ページ範囲:P.1022 - P.1025

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はじめに

妊娠中毒症は,かつては悪阻を含めて考えられていた時代もあったが,発症時期による分類の導入やtriasとされていた浮腫単独の病変については本症の概念から除外するなど,その理解に大きな変化が生じている.しかしながら,今なお数多の病態論が発表されつつもその本質的病因が明らかではない現状では,本症の本質に由来する予防法が確立していないというほかない.本稿では,既報の予知法の紹介とともに,本症の予防法として知られるものについて現在の知見を紹介したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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