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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻8号

2004年08月発行

今月の臨床 妊娠中毒症─新しい名称と定義

中毒症の臨床

4.関連疾患の管理・治療 2)常位胎盤早期剥離

著者: 西口富三1

所属機関: 1浜松医科大学産婦人科

ページ範囲:P.1040 - P.1043

文献概要

はじめに

常位胎盤早期剥離(abruptio placentae : 以下早剥と略す)とは,妊娠20週以降で,正常位置付着胎盤が胎児娩出以前に剥離するもので,子宮壁との間に胎盤後血腫(retroplacental hematoma)を形成し,それに伴い出血性ショックやDICを続発,さらには胎児死亡をきたすという,母児にとってきわめて重篤な臨床像を呈する病態である.本稿では,早剥の管理ならびに治療について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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