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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科58巻8号

2004年08月発行

今月の臨床 妊娠中毒症─新しい名称と定義

中毒症の臨床

5.胎児の管理と娩出のタイミング

著者: 佐世正勝1

所属機関: 1山口大学医学部附属病院周産母子センター

ページ範囲:P.1050 - P.1053

文献概要

はじめに

近年,新生児管理技術は著しく向上している.妊娠28週を過ぎていれば,ぎりぎりの状況まで子宮内で胎児を管理するより,早めによい状態で児を娩出させ新生児管理へ移行させたほうが予後がよい場合も少なくない.第三3半期に重症化することが多い妊娠中毒症では,胎児の状態を綿密に観察し,分娩の時期を逸しないようにすることが産科の胎児管理と考えている.胎盤機能不全によりasymmetrical IUGRを呈するとともに,胎児well─beingに異常をきたす可能性が高いため,胎児発育の評価と胎児well─beingの評価が胎児管理の中心となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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