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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科59巻10号

2005年10月発行

今月の臨床 腫瘍マーカー─基礎知識と診療指針

乳がんと腫瘍マーカー

著者: 田島知郎1 田中洋一1 片野智之1 石津和洋1

所属機関: 1東海大学医学部附属東京病院外科

ページ範囲:P.1374 - P.1377

文献概要

はじめに

 乳がんには,固型がん診療のリード役を演じている場面が多い.腫瘍マーカーに関しても,それを孤立的な指標として捉えるのではなく,予後あるいは腫瘍形質を推測するための多くの物質を含めたバイオマーカーという括りで全体像を評価し,そのなかで各マーカーの意義を考える方向でリードしている.この背景には,狭義の腫瘍マーカーが乳がんのスクリーニングや初回治療時にはほとんど役立たないという事情があることもあり,また実際に西欧諸国での利用度はわが国に比較してはるかに低い1~3)

参考文献

1) 田島知郎 : 疾患別臨床検査パーフェクトガイド : 乳腺疾患.診断と治療92 : 511─520, 2004
2) EROTC : Manual for Clinical Research and Treatment in Breast Cancer. 4th ed, 2000
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12) 田島知郎 : 乳癌術後フォローアップのピットフォール.乳腺甲状腺外科12 : 38─47, 2003
13) Nagykalnai T : Bisphosphonate : Participation of Japanese scientists in the research and development. Proceedings, The 3rd Congress of the World Society for Breast Health jointly with the 5th Biennial Meeting of the Asian Breast Cancer Society. pp38─39, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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