文献詳細
連載 イラストレイテッド産婦人科小手術・4
文献概要
1 はじめに
骨盤腔内の貯留液の性状,種類を調べるために行う検査法の1つがダグラス窩穿刺である.近年,MRIを用いて非侵襲的に診断する方法が登場してきている.しかしダグラス窩穿刺は慣れれば短時間で安価に,そして安全に施行できる方法であり,日常頻用する検査法である1).内診台に上がったときの骨盤内の局所解剖を立体的に把握しておく必要がある.
骨盤腔内の貯留液の性状,種類を調べるために行う検査法の1つがダグラス窩穿刺である.近年,MRIを用いて非侵襲的に診断する方法が登場してきている.しかしダグラス窩穿刺は慣れれば短時間で安価に,そして安全に施行できる方法であり,日常頻用する検査法である1).内診台に上がったときの骨盤内の局所解剖を立体的に把握しておく必要がある.
参考文献
1) 岩崎寛和 : 穿刺検査法.現代産婦人科学大系7A. pp635─645,中山書店,1972
2) 深谷孝夫 : 産婦人科検査法─穿刺診.日産婦誌53 : N109─N112, 2001
3) Palmieri A, Moore JG, DeCherney AH : Ectopic pregnancy.Essentials of Obstetrics and Gynecology. 3rd ed. pp493─495, WB Saunders, 1998
掲載誌情報