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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科59巻2号

2005年02月発行

連載 症例

初経発来4年後に急性腹症をきたした小孔処女膜症の1例

著者: 大野原良昌1 佐藤慎也1 伊藤雅之1 皆川幸久1

所属機関: 1鳥取県立中央病院産婦人科

ページ範囲:P.235 - P.238

文献概要

はじめに

 処女膜閉鎖症は比較的稀な疾患で,その発生頻度は0.03~0.1%とされている1).本症には完全に処女膜が閉鎖したいわゆる処女膜閉鎖(imperforate hymen)と処女膜に小孔を伴った小孔処女膜(microperforate hymen)2~7)が存在する.今回われわれは,小孔処女膜であったために初経から4年間周期的な月経が発来し,急性腹症発症を契機に診断された処女膜閉鎖症の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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