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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科59巻4号

2005年04月発行

文献概要

今月の臨床 妊産婦と薬物治療─EBM時代に対応した必須知識 Ⅰ.総論

薬物の催奇形性の評価基準について

著者: 嶋田美樹1 小林麻美1 村山純一郎1

所属機関: 1昭和大学病院薬剤部

ページ範囲:P.400 - P.403

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1 はじめに

 妊婦を対象とした臨床試験は倫理的問題から実施困難である.したがって,薬物の催奇形性を評価するためには,催奇形の発現機序に関する基礎実験,動物を用いた生殖試験,薬物の胎盤通過性などの基礎情報と,臨床で得られる薬物曝露症例の出産結果,催奇形に関する疫学調査などの臨床情報を総合し有益性を判断して使用する.

 妊娠中の薬の危険度を具体的に評価したものとして,①添付文書,②Food and drug Administration(FDA)薬剤胎児危険度分類基準(FDA Pregnancy Category),③オーストラリア基準などがあり本稿で概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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