文献詳細
今月の臨床 妊産婦と薬物治療─EBM時代に対応した必須知識
Ⅱ.妊娠中の各種疾患と薬物治療 1.日常的な突発疾患の治療と注意点
文献概要
1 診療の概要
呼吸器感染症は,大きく気道感染症と肺実質感染症に分けられ,気道感染症には感冒,急性気管支炎,慢性気道性疾患などが含まれ,肺実質感染症には肺炎,肺化膿症などが含まれる.
1. 急性気管支炎
急性気管支炎は感冒ウイルス,インフルエンザウイルス,アデノウイルス,肺炎マイコプラズマなどの感染による気管・気管支の炎症である.急性気管支炎を繰り返すことにより気管支は不可逆的な変化をたどり,慢性気管支炎や慢性閉塞性肺疾患の原因となる.
呼吸器感染症は,大きく気道感染症と肺実質感染症に分けられ,気道感染症には感冒,急性気管支炎,慢性気道性疾患などが含まれ,肺実質感染症には肺炎,肺化膿症などが含まれる.
1. 急性気管支炎
急性気管支炎は感冒ウイルス,インフルエンザウイルス,アデノウイルス,肺炎マイコプラズマなどの感染による気管・気管支の炎症である.急性気管支炎を繰り返すことにより気管支は不可逆的な変化をたどり,慢性気管支炎や慢性閉塞性肺疾患の原因となる.
参考文献
1) 原 耕平 : 肺炎.新臨床内科学.第6版,pp102─104,医学書院,1993
2) 力丸 徹,大泉耕太郎 : 気管支炎・肺炎.産婦人科治療82 : 281─287, 2001
3) 五十嵐正雄 : 呼吸器疾患.産婦人科最新診断治療指針.新訂第5版,pp558─563,永井書店,1995
4) 青柳昭雄 : 感冒と気管支炎.産科と婦人科61 : 104─105, 1994
5) 藤田洋一 : かぜ症候群.今日の治療指針.pp292─295,医学書院,1998
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