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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科59巻4号

2005年04月発行

今月の臨床 妊産婦と薬物治療─EBM時代に対応した必須知識

Ⅱ.妊娠中の各種疾患と薬物治療 1.日常的な突発疾患の治療と注意点

[そのほか] 頭痛

著者: 秋山敏夫1

所属機関: 1牧田総合病院産婦人科

ページ範囲:P.487 - P.489

文献概要

1 診療の概要

 腹痛,不正出血とともに,頭痛は産婦人科の診療上よく遭遇する主訴である.受診する診療科も内科,脳神経外科,眼科,耳鼻科,整形外科,産婦人科などさまざまである.頭痛の原因は多岐にわたり,治療法も経過観察から緊急手術まで多彩である.特に女性は男性の3倍も訴えるといわれる.このことから年齢,性周期,妊娠・分娩・産褥など,ホルモンの関与が考えられる.その内訳は,緊張型頭痛が30~78%,片頭痛が30%を占めるとされる.

 2 分 類

 大別して,器質的疾患によるものと機能的頭痛とがある.国際分類は,1987年に提唱されたものが2003年ローマでの国際頭痛学会で改訂され,新たなものになった(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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