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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科59巻4号

2005年04月発行

文献概要

今月の臨床 妊産婦と薬物治療─EBM時代に対応した必須知識 Ⅱ.妊娠中の各種疾患と薬物治療 4.妊娠・出産にかかわる疾患の治療と注意点

[妊娠・分娩] 不育症,習慣流産

著者: 山田秀人1

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科産科・生殖医学分野

ページ範囲:P.625 - P.627

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1 診療の概要

 不育症とは,流産や死産,早期新生児死亡を繰り返して健児が得られない病態ないし疾患群である.習慣流産は,連続した3回以上の自然流産既往があり,連続2回の場合は反復流産と呼ぶ.健児がない場合は原発性で,健児を得たあとに自然流産を繰り返した場合は続発性と呼ぶ.実際に外来に訪れる患者のうち半数は反復流産である.

 健児を得ることができないかもしれないという不安を取り除くために,精査・治療開始前に以下に示す初期カウンセリングが行うことが最も重要である.不育症の一般疫学,検査内容,費用,大まかな治療内容についても説明を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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