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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科59巻5号

2005年05月発行

文献概要

今月の臨床 安全な婦人科手術をめざして 機能保存手術

膀胱・直腸瘤手術のトラブルシューティング

著者: 中田真木1

所属機関: 1三井記念病院産婦人科

ページ範囲:P.760 - P.763

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術中・術後の合併症

 膀胱瘤や直腸瘤の整復手術は,産婦人科ではどちらかというと前方・中心型の性器脱や全般的な腟外翻の修復において腟頂部の牽引と組み合わせて用いられることが多いが,純粋な膀胱瘤の治療に単独で用いても十分に有用であり,実際に泌尿器科では多くの前腟膀胱底形成術が単独で行われている.また,後方の腟会陰形成術や直腸瘤の修復手技は直腸肛門外科においても行われている.

 ある程度腟式手術に経験のある術者にとって,これら腟周りの修復手技はさほど困難や危険を感じさせるものではないが,骨盤底支持や膀胱尿道機能に直結し,機能的によい結果を残すためにはより安定した手術進行を求められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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