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連載 OBSTETRIC NEWS
ルチーン経腟超音波による短縮頸管診断は有用か?
著者: 武久徹1
所属機関: 1武久産婦人科医院
ページ範囲:P.785 - P.791
文献購入ページに移動切迫早産の管理には多数の難しい問題がある.早産の原因はきわめて複雑で,発症には多数の経路があるので,もし明らかな原因の1つが解明され,有効な治療が採用されたと仮定しても,早産率の大幅な減少には至らない.
頸管開大2 cm以上または頸管展退80%以上,またはその両方があれば早産との関連があることがいくつの研究で報告されている(OG 68 : 434, 1986/OG 67 : 238, 1986/AJOG 162 : 748, 1990/AJOG 174 : 1885, 1996)が,連続的内診に関するBuekensらの無作為化研究では,ルチーンに連続的内診(2,803例)を行ってもルーチンには内診しない場合(2,799例)に比較し早産率に有意差はみられなかった(Lancet 344 : 841, 1994).
頸管開大2 cm以上または頸管展退80%以上,またはその両方があれば早産との関連があることがいくつの研究で報告されている(OG 68 : 434, 1986/OG 67 : 238, 1986/AJOG 162 : 748, 1990/AJOG 174 : 1885, 1996)が,連続的内診に関するBuekensらの無作為化研究では,ルチーンに連続的内診(2,803例)を行ってもルーチンには内診しない場合(2,799例)に比較し早産率に有意差はみられなかった(Lancet 344 : 841, 1994).
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