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ハーモニック・スカルペルを用いた子宮頸部円錐切除術の検討
著者: 大山則昭1 吉岡知巳1 利部徳子1 小原幹隆1 真田広行1 太田博孝1
所属機関: 1秋田赤十字病院産婦人科
ページ範囲:P.805 - P.808
文献購入ページに移動近年,子宮頸癌は検診などの普及により早期で発見され治療されることが多くなった.さらに,子宮頸部病変発症の若年化あるいは妊娠分娩の高齢化により,妊孕性温存療法である子宮頸部円錐切除術が選択されることが多くなった.以前より子宮頸部円錐切除術には,cold knife,LEEP(loop electrosurgical excision procedure),レーザーなどが用いられてきた.
ハーモニック・スカルペル(harmonic scalpel : 超音波凝固切開装置)は近年腹腔鏡手術などに広く用いられており,超音波振動により組織の切開,止血を行う.今回われわれは,ハーモニック・スカルペルを用いた子宮頸部円錐切除術を施行し有用であったので報告する.
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