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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科59巻6号

2005年06月発行

連載 OBSTETRIC NEWS

満期前破水の管理2004年

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久産婦人科医院

ページ範囲:P.912 - P.913

文献概要

満期前破水[preterm PROM(pPROM)]の管理のうえで,抗生物質投与(ACOG Committee Opinion No.279, 2002/Cochrane Library, Issue 3. Oxford, Update Software, 2000)と副腎皮質ホルモン(AJOG 160 : 890, 1989/AJOG 173 : 246, 1995/AJOG 173 : 322, 1995)の有効性は複数の証拠で支持されているが,子宮収縮抑制剤投与は妊娠週数の延長を支持する一定の証拠がなく,新生児転帰の改善を支持する証拠がなく,著明な母体副作用があるため比較的禁忌である(ACOG Practice Bulletin. No.1, 1998/AJOG 157 : 388, 1987/NEJM 341 : 660, 1999).本稿では最近行われた調査を紹介し,pPROMの管理を考察する.

 1. 米国産婦人科学会(ACOG)の見解

 a)抗生物質

 妊娠週数を延長し,周産期転帰を改善する可能性があるので,使用の際はすでに報告されているプロトコールにしたがう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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