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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科59巻8号

2005年08月発行

文献概要

連載 OBSTETRIC NEWS

静脈血栓塞栓症と帝王切開

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久産婦人科医院

ページ範囲:P.1173 - P.1177

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妊娠は静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism : VTE)の危険因子である.非妊娠時に比較し発生頻度は5倍にまで達する(OG 94 : 730, 1999).妊娠中のVTEは罹患と死亡の最大原因で,発症頻度は0.05~0.3%と報告されている(AJOG 164 : 286, 1991).

 非妊婦では膨大な研究があるが,妊娠と血栓塞栓症に関する研究は少なく,ほとんどが後方視的か実験的であり,推奨は妊娠していない場合の知識を当てはめたものか,あるいは単なる識者の意見がほとんどである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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