文献詳細
症例研究
文献概要
緒言
Arhinencephalieは腦の前半に起る奇形の中の一部門をなすもので,Kundrat 1882)の發表以來,その報告は比較的少く,特に本邦に於ては勝・三河(1929),伊藤・薗(1938),三谷・橋爪(1941),井上(1948)等の報告に接するにすぎす,甚だ稀な奇形とされている。我々は,最近明かにArhinencephalieに屬すると,思われる1例を經驗し,且剖検の結果,特にその腦の變化に就て興味ある所見を得たので簡單に報告する。
Arhinencephalieは腦の前半に起る奇形の中の一部門をなすもので,Kundrat 1882)の發表以來,その報告は比較的少く,特に本邦に於ては勝・三河(1929),伊藤・薗(1938),三谷・橋爪(1941),井上(1948)等の報告に接するにすぎす,甚だ稀な奇形とされている。我々は,最近明かにArhinencephalieに屬すると,思われる1例を經驗し,且剖検の結果,特にその腦の變化に就て興味ある所見を得たので簡單に報告する。
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