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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科6巻11号

1952年11月発行

診療室

所謂中期人工妊娠中絶の一變法

著者: 久保尚

ページ範囲:P.533 - P.534

文献概要

 妊娠中間期の人工中絶殊に5,6ヵ月のそれが至難とされることは周知の事實であり,最近各種の新法乃至改良法が發表されているが,操作が複雑であつたり,危險を伴うことがあり,一方發熱傳染の惧があつたりするため一部反對論者もあつて比較的安易な方法として依然ブージーによる舊法或はこれを主體とする別法の併用法に依存する向が多い様である。
 中期の中絶には一律の方式があるわけではなく,各人の常用修熟した方法によるのが最も安全確實と考えられ,從つて私が今述べんとする方法も決して理想的と云うわけではなく,云わば從來の方法の焼直しとも稱すべをものであるが,十分に目的を達し得るので或る場合に應用出來ると考えられ,以下少數の實驗例と共に其概要を紹介したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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