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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科6巻12号

1952年12月発行

特集 避妊と不妊

不妊症の原因,診斷及び治療

尿中Pregnanediol測定と不妊症

著者: 輿石田鶴穗1

所属機関: 1東京大學醫學部産科婦人科學教室

ページ範囲:P.578 - P.582

文献概要

まえがき
 各種性ホルモン代謝研究の大部分は血液中又は尿中に於ける其の化合物を測定することに依つて行われており,就中卵胞ホルモンやAnrogen等は體中に多量に存在するので生物試験にょり容易に測定が行われている。
 然るに黄體ホルモン(progesterone)は極めて微量にしか,血尿中に排泄されぬ爲Clauberg法,Corner法等,從來知られている直接定量法では測定し得る範圍が粗に過ぎ,從て其の實用價値は低いものとされていた。唯最近其の直接作用を白鼠子宮内膜の變化に依つて検するHooker,Fordes等の微量定量法が提唱されるようになつたが,種々な装置や多大の熟練を要するので未だ實地的でなく,今後の改善に俟つ所が多い恨みがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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