icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科6巻2号

1952年02月発行

症例研究

腹壓(分娩)に依る腸管皮下破裂の1例

著者: 高松正1 村上武志2

所属機関: 1岩手醫大分院外科 2岩手醫大外科

ページ範囲:P.70 - P.71

文献概要

 直達外力及介達外力による腸管破裂例は我々の屡々經験する所であるが,腹壓の急激なる變化,即ち怒責或は重き荷物を擧上せんとして腹部に力を入れた時等に腹壓の急激なる上昇を來し,腹管の皮下破裂を來した例は稀である。然も女子の分娩時に於ける本症例は我々の渉獵せる文献には見あたらない。
 私等ば15年前に蟲垂炎の手術を受けた患者に於て,分娩による腸管破裂を來した稀な症例に遭遇したので,その概略を報じ大方諸賢の御参考にしたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら