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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科6巻3号

1952年03月発行

速報

初乳皮膚反應による妊娠診斷法の追試

著者: 松井輝雄1 吉成勇1

所属機関: 1東京醫科齒科大學醫學部産婦人科學教室

ページ範囲:P.129 - P.130

文献概要

 臨床的診断の補助としてPirquet, Schick, Dick反應の様な皮膚反應が從來から試みられている。産科領域に於ても現在迄多くの皮膚反應に依る妊娠早期診斷法が發表されて,Gdfilen-Greggの妊婦尿中の所謂腦下垂體前葉ホルモンの皮内反應,Gruskinの胎盤エキスの皮内反應,Engehorn,WinlzのPacentin反應AbradenのNormosal反應,Porges, Polalschekの妊婦尿中Prolanに依る皮膚反應,白井,中川氏反應等である。
 Falls, F.H&Bartlett, F.K.(1914)が胎盤よりProteinを抽出して妊娠反應を試みたが満足すべき結果が得られなかつた。後にFalls, F.H&Freda, V.C (1941)は初乳皮内注射試驗による妊娠診斷法を發表し妊婦では98%,非妊婦では96%の適中率があると述べて居る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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