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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科6巻5号

1952年05月発行

文献概要

原著

妊婦に用いた砒素驅梅劑の副作用と豫防

著者: 福島修1 北井德藏1

所属機関: 1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室

ページ範囲:P.199 - P.203

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 砒素驅梅劑はEhrlichのサルヴァルサン創始以來,改良に改良を加えられて次第に副作用が少くなり,殊に重篤なる副作用或は中毒を起すものは非常に少くなつた。併し乍ら注射後の副作用はなお問題とするに足る程度に見られている。我々が昨年以來本教室中島教授の宿題報告の一部として取扱つた梅毒患者にても既に相當の副作用を見ている。そこで之等の副作用と之に用いた副作用豫防對策に對する臨床的效果に統計的な観察を試みたので茲に發表したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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