icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科6巻7号

1952年07月発行

文献概要

症例研究

Arrhenoblastomの1例

著者: 坂元宇之助 坂元三一 坂元正一1

所属機関: 1東京大學醫學部産科婦人科學教室

ページ範囲:P.308 - P.311

文献購入ページに移動
 1905年Ludwig Pickに依りAdenoma tubularetesticulare ovariiと呼ばれ,後1930年R. Meyerに依つてArrhenoblastoma ovariiと命名された本腫瘍は,周知の如く睾丸類似の組織を有し,成熟婦人に奇異な男性化徴候をもたらすものであるが,從來其の報告は極めて少く,Novak等の云う、如く現在迄約120〜130例程度に過ぎず,本邦でも慈恵大,名大,及び未發表ではあるが昭和18年東大の各1例あるのみで極めて稀な特殊腫瘍である。余等は今回測らすも其の1例を經験し得たので以下其の概要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?