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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科6巻9号

1952年09月発行

診療室

子癇について

著者: 赤須文男1

所属機関: 1東邦大學醫學部

ページ範囲:P.412 - P.413

文献概要

 子癇というのは妊娠・分娩或は産褥時に強直性及び間代性の痙攣と失神とをもつて突然起つてくる重篤な疾患であつて,その起る時期によつて妊娠子癇・分娩子癇及び産褥子癇と區別している。
 本症の原因に就ては昔から多數の研究の發表があるがまだ確定していない。我國に於ても眞柄,加來,足高,九島各教授等の詳細を極めた報告がなされている。恐らくは胎盤からの毒素により惹起されるものであるが,それは複雑な機序によるものと思われる。この場合,音や光,陣痛,内診等が大きな誘因となることがある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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