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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科60巻10号

2006年10月発行

今月の臨床 妊娠中の偶発症候─産科医のプライマリケア

症候への産科プライマリケア

7. 腹 痛

著者: 下平和久1 岡井崇1

所属機関: 1昭和大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1290 - P.1293

文献概要

はじめに

 一般救急外来での女性の腹痛の鑑別で,妊娠とその関連疾患はきわめて重要な位置を占める.また,妊婦の救急受診で,腹痛は最も多い主訴の1つである.一般の女性腹痛患者を診察する場合,妊娠および妊娠関連疾患を見落とさないよう注意しなければならないのと同様,妊婦の腹痛を診る場合,妊娠以外の疾患も念頭に置いて慎重に診察を行わなければならない.このためには,漫然とした診察ではなく,一定の手順にしたがったシステマチックな診察の流れが重要である.本稿では,妊婦の腹痛について概説する.

参考文献

1) 海野信也 : 産科領域 妊娠中期・後期 腹痛.産科と婦人科70 : 1641─1644,2003
2) 北川 剛,重松 宏,安達秀雄,他 : 妊娠中に発症し母子ともに救命しえた脾動脈瘤破裂の1例.日本血管外科学会雑誌15 : 351,2006
3) 下平和久,岡井 崇 : 子宮・卵巣腫瘍合併妊娠の問題点とその対策.産婦人科治療 93 : 201─207,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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