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連載 もうひとつのインドネシア―セックスワーカーを通してみたリプロダクティブヘルス・3
妊産婦死亡と身近な死
著者: 東梅久子1
所属機関: 1虎の門病院産婦人科
ページ範囲:P.1512 - P.1513
文献購入ページに移動身近な妊産婦死亡
妊産婦死亡が出生10万対230のインドネシアにおいて妊産婦死亡は珍しくない.私が活動していた9か月間に知り得ただけでも,数人のセックス・ワーカーが分娩後に死亡した.
売春地域でセックス・ワーカーのなかに妊婦をみつけることは難しいことではない.マタニティワンピースに身を包み,大きなお腹をかかえて客を引く姿にはじめは言葉を失った.しかし,間もなく見慣れた光景になり,妊婦検診を受けているか,どこで受けているかを聞き,定期検診をすすめることが自分の役割だと思えるようになった.
妊産婦死亡が出生10万対230のインドネシアにおいて妊産婦死亡は珍しくない.私が活動していた9か月間に知り得ただけでも,数人のセックス・ワーカーが分娩後に死亡した.
売春地域でセックス・ワーカーのなかに妊婦をみつけることは難しいことではない.マタニティワンピースに身を包み,大きなお腹をかかえて客を引く姿にはじめは言葉を失った.しかし,間もなく見慣れた光景になり,妊婦検診を受けているか,どこで受けているかを聞き,定期検診をすすめることが自分の役割だと思えるようになった.
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