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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科60巻4号

2006年04月発行

今月の臨床 女性診療科外来プラクティス

VII 乳腺外来

4. 乳腺腫瘤の鑑別

著者: 大野真司1

所属機関: 1国立病院機構九州がんセンター乳腺科

ページ範囲:P.622 - P.625

文献概要

1 検査対象と目的

 腫瘤に対して迅速かつ適切な診断の流れのなかで正しい診断を行うためには,視触診の基本的手技を体得するとともに,腫瘤を形成する疾患の知識を身につけておくことが大切となる.本稿では,乳腺腫瘤の診断の進め方と鑑別点,各疾患の特徴について概説する.

2 検査の進め方と評価

 いかに画像診断や生検技術が進歩したとはいえ,視触診が診察の第一歩であることに変わりはなく,初診時の視触診によりある程度の診断をつけて,その後の検査計画が方向づけられる(図1).主な画像検査はマンモグラフィと乳房超音波検査であるため,別項を参照していただきたい.

参考文献

1)坂本吾偉 : 乳腺症の組織像.坂本吾偉(編): 乳腺症の臨床─その概念と診療のためのアトラス.pp44─54,篠原出版,東京,1999
2)日本乳癌学会(編): 臨床・病理乳癌取扱い規約.第15版.金原出版,東京,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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