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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科60巻4号

2006年04月発行

文献概要

今月の臨床 女性診療科外来プラクティス IX 付録

2. 婦人科診療に重要な検査とその正常値

著者: 後藤清美1 吉松淳1 楢原久司1

所属機関: 1大分大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.664 - P.667

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1 血清脂質

 エストロゲンは血中総コレステロールの低下作用を有する.更年期女性では,閉経を迎えることによりトリグリセライドを含む血中脂質の上昇,すなわち高コレステロール血症の頻度が増大し,粥状動脈硬化を起こし心疾患の原因となる.

 血清脂質,特にトリグリセライドは食事によって摂取される脂肪であり,食後や長時間の空腹状態によって上昇することが知られており,早朝空腹時採血が推奨されている.

参考文献

1)2005総合検査案内.p105,SRL,2005
2)折茂 肇,林 泰史,福永仁夫,他 : 原発性骨粗鬆症の診断基準(総説).日骨代謝会誌18 : 76─82, 2001
3)日本骨粗鬆症学会骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用に関する指針検討委員会 : 骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイドライン(2004年度版).Osteoporosis Japan 12 : 197─207, 2004
4)太田博明 : 2.骨塩量.倉智博久(編) : 婦人科検査マニュアル.pp185─188,医学書院,2002
5)河合 忠,水島 裕(編): 今日の臨床検査2005─2006.pp422─427,南江堂,2005
6)2005総合検査案内,pp38─47,SRL,2005
7)河合 忠,水島 裕(編): 今日の臨床検査2005─2006.pp521─536,南江堂,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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