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今月の臨床 女性診療科外来プラクティス IX 付録
2. 婦人科診療に重要な検査とその正常値
著者: 後藤清美1 吉松淳1 楢原久司1
所属機関: 1大分大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.664 - P.667
文献購入ページに移動エストロゲンは血中総コレステロールの低下作用を有する.更年期女性では,閉経を迎えることによりトリグリセライドを含む血中脂質の上昇,すなわち高コレステロール血症の頻度が増大し,粥状動脈硬化を起こし心疾患の原因となる.
血清脂質,特にトリグリセライドは食事によって摂取される脂肪であり,食後や長時間の空腹状態によって上昇することが知られており,早朝空腹時採血が推奨されている.
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