icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科60巻4号

2006年04月発行

連載 Estrogen Series 66

ホルモン療法に関する北米更年期学会の推薦

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.697 - P.699

文献概要

Women's Health Initiative(WHI)は更年期後女性におけるホルモン療法(hormone therapy : HT)に関するランダムコントロール試験を行っていたが,その結果としてリスクの増大を認め,試験を中断したことは周知の事実である.それまでホルモン療法を推進してきた多くの産婦人科医は,そのような結果をどのように受け止めるべきかについて,いまや多少の混乱状態にある.ここでは,北米更年期学会(The North American Menopausal Society : NAMS)より出されたrecommendations1, 2)をご紹介したい.以下に,その要約示す.

 NAMSは,また,この分野に関する用語の統一を呼びかけている.用語の統一こそ正確なコミュニケーションの第一歩であるからである.HTには,周知のごとくestrogen therapy(ET)とestrogen plus progestin therapy(EPT)がある.文末を参照のこと.

参考文献

1)The North American Menppausal Society : Amended report from NAMS advisory panel on menopausal hormone therapy.Menopause 10 : 6─12, 2003
2)The Northe American Menopausal Society : Estrogen and progestogen use in peri─and post menopausal women : September 2003 Position Statement of the North American Menopausal Society. Menopause 10 : 497─506, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら