文献詳細
連載 産婦人科エコー 何を考えるか?・5
文献概要
妊娠21週の妊娠中期超音波スクリーニングで,胎児の左肺野が高輝度に描出され,心臓が右方に偏位していることに気付き,精査になった症例である.
ここには四腔心断面を含む胎児胸郭の横断面を示したが,一見して左肺野は右肺野よりも高輝度に描出されていることが明らかであり,この高輝度領域(矢印)を腫瘤と考えればこれのために心臓が右方へ偏位しているとの説明がつく.
ここには四腔心断面を含む胎児胸郭の横断面を示したが,一見して左肺野は右肺野よりも高輝度に描出されていることが明らかであり,この高輝度領域(矢印)を腫瘤と考えればこれのために心臓が右方へ偏位しているとの説明がつく.
参考文献
1) Bromley B, Parad R, Estroff JA, et al : Fetal lung masses : prenatal course and outcome. J Ultrasound Med 14 : 927─936,1995
2) Becmeur F, Horta─Geraud P, Donato L, et al : Pulmonary sequestrations : prenatal ultrasound diagnosis, treatment and outcome. J Pediatr Surg 33 : 492─499,1998
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