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連載 産婦人科エコー 何を考えるか?・5
胸郭内の高輝度腫瘤像
著者: 竹内久彌1
所属機関: 1愛和病院画像診断部
ページ範囲:P.827 - P.829
文献購入ページに移動 妊娠21週の妊娠中期超音波スクリーニングで,胎児の左肺野が高輝度に描出され,心臓が右方に偏位していることに気付き,精査になった症例である.
ここには四腔心断面を含む胎児胸郭の横断面を示したが,一見して左肺野は右肺野よりも高輝度に描出されていることが明らかであり,この高輝度領域(矢印)を腫瘤と考えればこれのために心臓が右方へ偏位しているとの説明がつく.
ここには四腔心断面を含む胎児胸郭の横断面を示したが,一見して左肺野は右肺野よりも高輝度に描出されていることが明らかであり,この高輝度領域(矢印)を腫瘤と考えればこれのために心臓が右方へ偏位しているとの説明がつく.
参考文献
1) Bromley B, Parad R, Estroff JA, et al : Fetal lung masses : prenatal course and outcome. J Ultrasound Med 14 : 927─936,1995
2) Becmeur F, Horta─Geraud P, Donato L, et al : Pulmonary sequestrations : prenatal ultrasound diagnosis, treatment and outcome. J Pediatr Surg 33 : 492─499,1998
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