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文献概要
今月の臨床 性差医療
更年期からのセクシュアリティ
著者: 荒木乳根子1
所属機関: 1田園調布学園大学
ページ範囲:P.895 - P.899
文献購入ページに移動はじめに─女性の性意識と性生活
女性は更年期を境に性意識や性交渉への関心が大きく変わる傾向がある.そのため,ゆるやかな性機能の下降を示す男性との間で,求める性生活についてのズレが拡大する.女性の性障害も相俟って,50歳代以降のカップルの密かな悩みの種になっていることが多いのではないかと推察される.
ここではセクシュアリティ研究会(代表 : 荒木乳根子)が実施した次の2つの調査から得られた知見をもとに,更年期からの女性の性意識と性生活について述べたい.
1. 中高年有配偶者のセクシュアリティ調査(以下「有配偶者調査」)
1999年10月~2000年3月に自記式調査票を用いて実施した.回答者は40~70歳代までの配偶者がいる女性601人,男性419人1)であった.
2. 中高年単身者のセクシュアリティ調査(以下「単身者調査」)
2002年9月~2003年12月に自記式調査票を用いて実施した.回答者は40~70歳代までの単身の女性263人,男性145人2)であった.
以下,有配偶調査の結果を中心に述べ,最後に単身者についても言及したい.
女性は更年期を境に性意識や性交渉への関心が大きく変わる傾向がある.そのため,ゆるやかな性機能の下降を示す男性との間で,求める性生活についてのズレが拡大する.女性の性障害も相俟って,50歳代以降のカップルの密かな悩みの種になっていることが多いのではないかと推察される.
ここではセクシュアリティ研究会(代表 : 荒木乳根子)が実施した次の2つの調査から得られた知見をもとに,更年期からの女性の性意識と性生活について述べたい.
1. 中高年有配偶者のセクシュアリティ調査(以下「有配偶者調査」)
1999年10月~2000年3月に自記式調査票を用いて実施した.回答者は40~70歳代までの配偶者がいる女性601人,男性419人1)であった.
2. 中高年単身者のセクシュアリティ調査(以下「単身者調査」)
2002年9月~2003年12月に自記式調査票を用いて実施した.回答者は40~70歳代までの単身の女性263人,男性145人2)であった.
以下,有配偶調査の結果を中心に述べ,最後に単身者についても言及したい.
参考文献
1)セクシュアリティ研究会(代表 : 荒木乳根子): 中高年のセクシュアリティ─男女のパートナーシップの現状について.日本性研究会議会報 12 : 2─18, 2000
2)荒木乳根子 : 中高年のセクシュアリティ─男女別年代別にみた全調査内容.日本性科学会雑誌 23 (suppl) : 6─32, 2005
3)荒木乳根子 : セクシュアリティ─現状と特性.新女性医学大系21. 更年期・老年期医学.pp242─243,中山書店, 2001
4)荒木乳根子 : Aging Coupleの性─女性の立場から,泌尿紀要 51 : 592, 2005
5)石田雅巳,荒木乳根子 : 中高年のセクシュアリティ─配偶者のいる中高年との比較検討.日本性科学会雑誌 23 (suppl) : 56─70, 2005
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