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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科60巻6号

2006年06月発行

文献概要

連載 Estrogen Series 68

ホルモン療法は血栓を増加させるか?

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.916 - P.916

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 エストロゲンまたはエストロゲン+プロゲステロンによるホルモン療法(hormone therapy : HT)は過去には冠動脈疾患の予防として使用されていた時期があった.しかし,エストロゲンの使用は,肝臓による諸種の血液凝固蛋白の産生を増加させ,その結果,血栓の発生が増加することが知られている.

 ここにご紹介する研究者らは,Cochrane LibraryおよびMedlineから28種のランダムコントロール試験の組織的レビューを行った.それらの試験に含まれる患者数の総計は39,769人に及んだ.HT使用者にはエストロゲン単剤,およびエストロゲン+プロゲステロンの組み合わせを使用する女性がともに含まれている.

参考文献

Bath PM, Gray LJ : Association between hormone replacement therapy and subsequent stroke : a meta─analysis. BMJ 330 : 342, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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