文献詳細
今月の臨床 周産期医療の崩壊を防ごう
産婦人科医療供給体制への提言
文献概要
はじめに
産科医師の減少により出産施設が減少している.原因として,過酷な労働条件と医療訴訟の増加が挙げられる.本稿では,まずその背景にある産科医療の特徴と,母子が主体となるニーズへの対応を考え,次に周産期医療の高い水準を維持するための医師と助産師・看護師のチーム診療を考察した.
産科医師の減少により出産施設が減少している.原因として,過酷な労働条件と医療訴訟の増加が挙げられる.本稿では,まずその背景にある産科医療の特徴と,母子が主体となるニーズへの対応を考え,次に周産期医療の高い水準を維持するための医師と助産師・看護師のチーム診療を考察した.
参考文献
1)杉本充弘 : 周産期医療とインフォームド・コンセント.周産期医学34 : 969-972,2004
2)厚生統計協会(編) : 衛生の主要指標.図説国民衛生の動向2005(厚生統計協会).pp24-43,厚生統計協会,東京,2005
3)杉本充弘 : 生殖医療を考える-非配偶者間体外受精および代理懐胎をめぐって-周産期医療の立場から.産婦の世界55 : 637-644,2003
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5)杉本充弘 : 主体的なお産を支える-バースプラン.周産期医学34 : 19-24,2004
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8)杉本充弘(主任研究者): 医療安全を考えた産科医療施設の安全と質に関する研究.平成16・17年度厚生労働科学研究総合研究報告書,2006
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