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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科61巻4号

2007年04月発行

今月の臨床 産婦人科外来ベストナビゲーション

ここが聞きたい105例の対処と処方 II 内分泌

【機能性子宮出血】29.機能性子宮出血が疑われる10歳代後半の患者です.

著者: 安田勝彦1

所属機関: 1関西医科大学産婦人科

ページ範囲:P.427 - P.429

文献概要

1 診療の概説

 機能性子宮出血は女性の不正出血の約30%を占める出血で,思春期から更年期までどの時期にでも起こりえる.しかし機能性子宮出血のうち,約20%が10歳代の思春期の女性にみられる.

 出血の原因は卵巣のホルモン分泌異常である.特に思春期では月経周期を調節している間脳─下垂体系の機能が未完成であるため,卵巣からのホルモン分泌が不安定となった結果として起こる.

参考文献

1) 松本清一 : 月経異常に関する研究.日産婦誌14 : 523-541,1962
2) 太田博高,福島峰子,田中俊誠 : 機能性子宮出血.川越慎之助,広井正彦(編) : 図説産婦人科View 7 小児・思春期婦人科疾患とその管理.pp94-103,メジカルビュー社,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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