文献詳細
今月の臨床 産婦人科外来ベストナビゲーション
ここが聞きたい105例の対処と処方 II 内分泌
文献概要
1 診療の概説
機能性子宮出血は女性の不正出血の約30%を占める出血で,思春期から更年期までどの時期にでも起こりえる.しかし機能性子宮出血のうち,約20%が10歳代の思春期の女性にみられる.
出血の原因は卵巣のホルモン分泌異常である.特に思春期では月経周期を調節している間脳─下垂体系の機能が未完成であるため,卵巣からのホルモン分泌が不安定となった結果として起こる.
機能性子宮出血は女性の不正出血の約30%を占める出血で,思春期から更年期までどの時期にでも起こりえる.しかし機能性子宮出血のうち,約20%が10歳代の思春期の女性にみられる.
出血の原因は卵巣のホルモン分泌異常である.特に思春期では月経周期を調節している間脳─下垂体系の機能が未完成であるため,卵巣からのホルモン分泌が不安定となった結果として起こる.
参考文献
1) 松本清一 : 月経異常に関する研究.日産婦誌14 : 523-541,1962
2) 太田博高,福島峰子,田中俊誠 : 機能性子宮出血.川越慎之助,広井正彦(編) : 図説産婦人科View 7 小児・思春期婦人科疾患とその管理.pp94-103,メジカルビュー社,1994
掲載誌情報