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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科61巻4号

2007年04月発行

今月の臨床 産婦人科外来ベストナビゲーション

ここが聞きたい105例の対処と処方 II 内分泌

【更年期障害(ホルモン補充療法)】41.ほてりとのぼせを主な症状として発症した更年期障害の患者です.

著者: 岩佐弘一1

所属機関: 1京都府立医科大学産婦人科

ページ範囲:P.480 - P.483

文献概要

1 診療の概説

 ほてり,のぼせは,閉経により顕れ,エストロゲンの投与により劇的に改善することより,典型的なエストロゲン欠落症状であると考えられている.しかる症状がなぜエストロゲンの欠落により顕れるのか不明である.のぼせ,ほてり,発汗および発汗による冷えという一連の症状(ホット・フラッシュ)を呈し,上半身に認められ,個人差もあるがその頻度は1日数回から十数回に及ぶ.通常閉経周辺期から,長ければ閉経後5年ぐらいに及び,症状を呈する.治療はエストロゲンの投与が最も効果的であるが,長期に投与する際には,有害事象の発生を考慮する必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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