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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科61巻4号

2007年04月発行

今月の臨床 産婦人科外来ベストナビゲーション

ここが聞きたい105例の対処と処方 III 不妊症

【排卵障害】54.排卵障害が不妊要因と推測され,クロミフェン投与で排卵が認められるようになった患者です.しかし,なかなか妊娠できません.

著者: 安藤索1

所属機関: 1杏林大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.523 - P.525

文献概要

1 診療の概説

 排卵障害以外の不妊因子として,子宮因子(着床障害),子宮頸管因子,卵管因子,卵巣因子ならびに男性因子などの不妊原因が隠れている可能性があり,再度検査内容を確認する(表1).

 不妊症の原因が排卵障害のみなのか,もう一度再チェックする必要がある.概して,排卵障害を認め,その治療を優先した場合,ほかの検査が抜けていたり,途中までしか行われていない場合がある.

参考文献

1) 後山尚久 : 排卵誘発 A.クロミフェン 3.他剤との併用療法.臨婦産55 : 766-773,2001
2) 安井敏之,苛原 稔 : 女性医療と漢方医療2.女性不妊.産婦治療92 : 675-680,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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