文献詳細
今月の臨床 産婦人科外来ベストナビゲーション
ここが聞きたい105例の対処と処方 III 不妊症
【排卵障害】54.排卵障害が不妊要因と推測され,クロミフェン投与で排卵が認められるようになった患者です.しかし,なかなか妊娠できません.
著者: 安藤索1
所属機関: 1杏林大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.523 - P.525
文献概要
排卵障害以外の不妊因子として,子宮因子(着床障害),子宮頸管因子,卵管因子,卵巣因子ならびに男性因子などの不妊原因が隠れている可能性があり,再度検査内容を確認する(表1).
不妊症の原因が排卵障害のみなのか,もう一度再チェックする必要がある.概して,排卵障害を認め,その治療を優先した場合,ほかの検査が抜けていたり,途中までしか行われていない場合がある.
参考文献
掲載誌情報