文献詳細
今月の臨床 産婦人科外来ベストナビゲーション
ここが聞きたい105例の対処と処方 V 腫瘍
文献概要
1 診療の概説
子宮体癌は比較的予後良好な子宮体部悪性腫瘍であり,組織型は大部分が類内膜腺癌,また分化度によりG1~G3に分類される.子宮体癌の治療は子宮摘出+両側付属器切除(±リンパ節郭清)であり,早期の子宮体癌では手術療法によってほぼ100%の寛解を達成することが可能である.このため薬剤療法を希望する子宮体癌の患者とは若年あるいは妊孕性温存を強く希望する患者ということになる.
日本産婦人科学会によれば子宮体癌の発症は年々増加傾向にあり,近年では子宮癌全体の約40%を占めると報告されている.子宮体癌の年齢別発症頻度では50歳代が40%近くを占め,40歳未満のいわゆる若年子宮体癌は6~7%前後と少数である.しかし晩婚化などの社会情勢の変化に伴い,今後増加することも予想されている.
子宮体癌は比較的予後良好な子宮体部悪性腫瘍であり,組織型は大部分が類内膜腺癌,また分化度によりG1~G3に分類される.子宮体癌の治療は子宮摘出+両側付属器切除(±リンパ節郭清)であり,早期の子宮体癌では手術療法によってほぼ100%の寛解を達成することが可能である.このため薬剤療法を希望する子宮体癌の患者とは若年あるいは妊孕性温存を強く希望する患者ということになる.
日本産婦人科学会によれば子宮体癌の発症は年々増加傾向にあり,近年では子宮癌全体の約40%を占めると報告されている.子宮体癌の年齢別発症頻度では50歳代が40%近くを占め,40歳未満のいわゆる若年子宮体癌は6~7%前後と少数である.しかし晩婚化などの社会情勢の変化に伴い,今後増加することも予想されている.
参考文献
1) Kelly RM, Baker WH : Effects of 17 alphahydroxyprogesterone caproate on metastatic cancer. Conference on experimental clinical cancer chemotherapy. Natl Cancer Inst Monogr 9 : 235, 1960
掲載誌情報