文献詳細
今月の臨床 中高年女性のトータルヘルスケア
メタボリックシンドローム
文献概要
はじめに
糖尿病はインスリンの作用不足あるいは絶対的欠乏による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患であると定義されている.2型糖尿病はインスリン分泌低下やインスリン抵抗性をきたす素因を含む遺伝因に,過食(特に高脂肪食),運動不足,肥満,ストレスなどの環境因子および加齢が加わり発症する.1型糖尿病では,インスリンを合成・分泌する膵ランゲルハンス島β細胞の破壊・消失がインスリン作用不足の主な原因である.軽度の血糖上昇では自覚症状に乏しく,持続する中等度以上の高血糖により,口渇,多飲,多尿,体重減少などの特徴ある症状を呈する1).
糖尿病はインスリンの作用不足あるいは絶対的欠乏による慢性の高血糖状態を主徴とする代謝疾患であると定義されている.2型糖尿病はインスリン分泌低下やインスリン抵抗性をきたす素因を含む遺伝因に,過食(特に高脂肪食),運動不足,肥満,ストレスなどの環境因子および加齢が加わり発症する.1型糖尿病では,インスリンを合成・分泌する膵ランゲルハンス島β細胞の破壊・消失がインスリン作用不足の主な原因である.軽度の血糖上昇では自覚症状に乏しく,持続する中等度以上の高血糖により,口渇,多飲,多尿,体重減少などの特徴ある症状を呈する1).
参考文献
1) 日本糖尿病学会(編) : 2006・2007糖尿病治療ガイド.社団法人日本糖尿病学会
2) 平成14年度糖尿病実態調査報告.厚生労働省健康局
3) 21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)
掲載誌情報