文献詳細
連載 Estrogen Series・75
文献概要
エストロゲン単剤使用時には乳癌の増加はみられないが,エストロゲン+プロゲスチンの5年以上の使用時には乳癌増加がみられる.プロゲスチンの併用は子宮内膜癌の発生を防止するためになされるが,それによる乳癌の発生率のほうが大きいのではないであろうか.いい換えると,内膜癌を防止するプロゲスチン併用により,内膜癌症例数よりも多数の乳癌例をもたらすことになるのではないかということである.
米国における更年期後女性の乳癌発生率は1,000人につき4人に近づいている.
米国における更年期後女性の乳癌発生率は1,000人につき4人に近づいている.
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