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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科61巻7号

2007年07月発行

連載 Estrogen Series・75

ホルモンと乳癌の関係について

著者: 矢沢珪二郎1

所属機関: 1ハワイ大学

ページ範囲:P.953 - P.953

文献概要

 エストロゲン単剤使用時には乳癌の増加はみられないが,エストロゲン+プロゲスチンの5年以上の使用時には乳癌増加がみられる.プロゲスチンの併用は子宮内膜癌の発生を防止するためになされるが,それによる乳癌の発生率のほうが大きいのではないであろうか.いい換えると,内膜癌を防止するプロゲスチン併用により,内膜癌症例数よりも多数の乳癌例をもたらすことになるのではないかということである.

 米国における更年期後女性の乳癌発生率は1,000人につき4人に近づいている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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