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今月の臨床 産科超音波診断─正診への道筋 妊娠中・後期
5.頸管長の正しい計測法
著者: 坂田麻理子1 重富洋志1 植田祥代1 春田祥治1 吉田昭三1 佐道俊幸1 小林浩1
所属機関: 1奈良県立医科大学産婦人科
ページ範囲:P.1043 - P.1047
文献購入ページに移動切迫流産および早産の管理は,妊娠中期の周産期管理上,最も重要な問題の1つである.切迫流・早産の予測には,妊産婦自身の子宮収縮の有無などの自覚症状,腟分泌物培養や頸管粘液エラスターゼの測定をはじめとする細菌学的・生化学的検査,経腟超音波による画像診断など,さまざまなパラメータが用いられる.なかでも経腟超音波による子宮頸管長の計測は,リアルタイムに判断でき,簡便かつ客観的な再現性の高い情報を得られる点で有用である.
本稿では子宮頸管長の正しい計測法について概説する.
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