文献詳細
連載 BSTETRIC NEWS
分娩予測プロファイル(delivery probability profile : DPP)
著者: 武久徹1
所属機関: 1武久レディースクリニック
ページ範囲:P.1361 - P.1363
文献概要
昔から引用されている早産のリスク因子は,早産を予知するうえで不十分である.それらの危険因子を使用して,早産予知スクリーニングを行っても妊娠37未満の早産のせいぜい70%を診断できるだけである(OG 177 : 13, 1997).また,早発陣痛の徴候や症状がある場合でも約80%は早産にならない(OG 177 : 13, 1997).したがって,早産を疑わせる症状に基づいて切迫早産と診断し,介入すると無駄な治療が行われることになる.
参考文献
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