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分娩予測プロファイル(delivery probability profile : DPP)
著者: 武久徹1
所属機関: 1武久レディースクリニック
ページ範囲:P.1361 - P.1363
文献購入ページに移動 早発陣痛とその結果起こる未熟児出産は周産期合併症や死亡の原因となる.また,それに伴い医療費も増加する.医療上の技術的進歩があるが,残念ながら早産が関係する新生児の罹患と死亡の問題の発生頻度は減少しない.米国では過去12年間に早産は14.4%増加している.カナダでは,全生児分娩のなかの6.3%(1981~1983年)の早産率が6.6%(1991年),7.6%(2000年)と増加している.大きな原因は多胎妊娠の増加ではあるが.
昔から引用されている早産のリスク因子は,早産を予知するうえで不十分である.それらの危険因子を使用して,早産予知スクリーニングを行っても妊娠37未満の早産のせいぜい70%を診断できるだけである(OG 177 : 13, 1997).また,早発陣痛の徴候や症状がある場合でも約80%は早産にならない(OG 177 : 13, 1997).したがって,早産を疑わせる症状に基づいて切迫早産と診断し,介入すると無駄な治療が行われることになる.
昔から引用されている早産のリスク因子は,早産を予知するうえで不十分である.それらの危険因子を使用して,早産予知スクリーニングを行っても妊娠37未満の早産のせいぜい70%を診断できるだけである(OG 177 : 13, 1997).また,早発陣痛の徴候や症状がある場合でも約80%は早産にならない(OG 177 : 13, 1997).したがって,早産を疑わせる症状に基づいて切迫早産と診断し,介入すると無駄な治療が行われることになる.
参考文献
Kurtzman J : Contemp Ob Gyn. Jan 1, 2008
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