文献詳細
今月の臨床 胎児機能不全
【分娩中の診断と取り扱い】
文献概要
はじめに
胎児心拍数陣痛図の解読に用いる用語・定義は,2003年,日本産科婦人科学会周産期委員会から報告され,現在,一般的に日常の診療に広く普及している.現在での胎児well─beingを評価する方法としては,最も優れている検査であるが,胎児管理をより的確に行うためには,さらなる検証の必要性が求められる.この指針は,分娩中の胎児心拍数陣痛図の波形に基づき,その時点での胎児管理として,現在の医学知識から妥当と見なされる対応と処置を提示するために検討された.この稿では,従来の定義に新しい知見,定義を追加し補足解説する.
胎児心拍数陣痛図の解読に用いる用語・定義は,2003年,日本産科婦人科学会周産期委員会から報告され,現在,一般的に日常の診療に広く普及している.現在での胎児well─beingを評価する方法としては,最も優れている検査であるが,胎児管理をより的確に行うためには,さらなる検証の必要性が求められる.この指針は,分娩中の胎児心拍数陣痛図の波形に基づき,その時点での胎児管理として,現在の医学知識から妥当と見なされる対応と処置を提示するために検討された.この稿では,従来の定義に新しい知見,定義を追加し補足解説する.
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