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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科62巻2号

2008年02月発行

今月の臨床 新生児の蘇生と管理

新生児室での管理

3.注意すべき徴候 6)神経症状

著者: 横塚太郎1 早川昌弘1

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院総合周産期母子医療センター新生児科

ページ範囲:P.173 - P.175

文献概要

はじめに

 後遺症なき生存の必要性が求められるなか,新生児の異常な神経症状を捉え,迅速かつ的確な対応をすることは非常に重要なことである.異常な神経症状を呈する原因としては,低酸素性虚血性脳症や頭蓋内出血などの頭蓋内病変のみでなく,代謝異常や電解質異常などの全身性疾患の場合もあり注意を要する(表1).中枢神経系疾患の徴候として認めうる無呼吸発作や哺乳不良などについての詳細は他稿に譲り,本稿では神経学的な観察や診察により認めうる新生児期の異常徴候について述べることとする.

参考文献

1) Volpe JJ:Neurology of the Newborn. 4th ed. WB Saunders Co, Philadelphia, p116, 2000
2) Fletcher MA:Physical Diagnosis in Neonatology. Lippincott-Raven, Philadelphia, pp470-472, 1998
3) 奥村彰久:新生児痙攣.周産期医学36:576-577,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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