文献詳細
今月の臨床 新生児の蘇生と管理
新生児室での管理
文献概要
はじめに
後遺症なき生存の必要性が求められるなか,新生児の異常な神経症状を捉え,迅速かつ的確な対応をすることは非常に重要なことである.異常な神経症状を呈する原因としては,低酸素性虚血性脳症や頭蓋内出血などの頭蓋内病変のみでなく,代謝異常や電解質異常などの全身性疾患の場合もあり注意を要する(表1).中枢神経系疾患の徴候として認めうる無呼吸発作や哺乳不良などについての詳細は他稿に譲り,本稿では神経学的な観察や診察により認めうる新生児期の異常徴候について述べることとする.
後遺症なき生存の必要性が求められるなか,新生児の異常な神経症状を捉え,迅速かつ的確な対応をすることは非常に重要なことである.異常な神経症状を呈する原因としては,低酸素性虚血性脳症や頭蓋内出血などの頭蓋内病変のみでなく,代謝異常や電解質異常などの全身性疾患の場合もあり注意を要する(表1).中枢神経系疾患の徴候として認めうる無呼吸発作や哺乳不良などについての詳細は他稿に譲り,本稿では神経学的な観察や診察により認めうる新生児期の異常徴候について述べることとする.
参考文献
1) Volpe JJ:Neurology of the Newborn. 4th ed. WB Saunders Co, Philadelphia, p116, 2000
2) Fletcher MA:Physical Diagnosis in Neonatology. Lippincott-Raven, Philadelphia, pp470-472, 1998
3) 奥村彰久:新生児痙攣.周産期医学36:576-577,2006
掲載誌情報