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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科62巻2号

2008年02月発行

文献概要

今月の臨床 新生児の蘇生と管理 新生児室での管理

6.退院時の保健指導:一般新生児を対象に

著者: 河野由美1

所属機関: 1東京女子医科大学母子総合医療センター

ページ範囲:P.189 - P.191

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はじめに

 退院が近づくと,新しい家族として児がスムーズに受け入れられるように支援することが大切である.保健指導に当たっては,まず赤ちゃんの誕生をともに祝い,喜ぶ気持ちが大切で,そのことが退院後の育児不安の軽減につながると思われる.その後に,家庭に帰ってから注意することをわかりやすく説明する.医師,助産師,看護師を含めた周産期医療スタッフがそれぞれの立場から保健指導を行うことが多いが,説明のずれは不安を助長するため,方針の統一が必要である.

参考文献

1) 渡辺とよ子,清水光政,御手洗幸子:退院時ルチーン.周産期医学27(suppl): 376-378,1997
2) 志村浩二:周産期相談300-お母さんへの回答マニュアル.周産期医学28(suppl):646-647,1998
3) 島岡昌幸:母と子の皮膚科学-アトピー性皮膚炎は防げる?新しい産科指導から.日本小児皮膚科学会雑誌21:94-98,2002
4) Gartner LM, Morton J, Lawrence RA:American Academy of Pediatrics Section on Breastfeeding:Breastfeeding and the use of human milk. Pediatrics 115:496-506, 2005
5) 河野由美:退院後から1ヶ月健診までの保健指導.周産期医学37:137-140,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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